ウダウダと過ごす

仕事によるストレスで抑うつ状態がひどくなり、7/2から仕事を休んでいる。


死にたい、消えたい、いなくなりたい、自分を責める、無気力などの精神状態に加え、めまいなどの身体的不調を訴えるようになったことから、主治医に休職を勧められた。(本当は1年前の夏頃から勧められていたが、責任感が邪魔をし、やんわりと断り続けていた。)


私は元々完璧主義で少しのミスも許さないタイプだ。見た目は多少派手かもしれないが、根は真面目でクヨクヨしやすい。人の顔色や声色、空気感に敏感で振り回されやすいところもある。特に、音には敏感だ。


こんな性格のせいで、とっても生き辛い。


仕事に行けば周りの人間が出す音に苦しめられる。力強く叩かれるエンターキー、社長の不必要な暴言、乱暴に扉を閉める音。生産性が下がって仕方ない。


通勤電車も地獄のようだ。パーソナルスペースという概念を知らない人が多すぎる。今の時期、汗ばんだ肌が触れ合うのは狂気の沙汰である。他にも列に割り込む年寄りや、香水くさい若者、ドアの前からどかないサラリーマンなど、モンスター級のストレスが待ち構えている。職場に着く前にストレスにさらされなければならない意味が分からない。アホかよ。


なぜみんなこのような環境下において、頑張れるのだろう。なんのために頑張っているのだろう。なぜ私は頑張れないのだろう。周りと比べて劣等感を抱きやすい私は、自分の不甲斐なさに押しつぶされそうな毎日を送っている。私は自分に負けた。


仕事から離れて、ストレスを解消するための休職なのに、寝ても醒めても仕事の事ばかり考えている。夢の中でも仕事をしている。夢の中で、現実と同じように劣等感を感じているのだからもう救いようがない。


転職サイトを覗くのが日課になった。しかし、やりたいこともなければ得意なこともない私は、検索条件を入力することすら出来ない。あの時もっと勉強しておけば良かったなぁ、興味を持てたら良かったなぁ、なんて後悔ばかり。きっと、何も出来ないままで休職期間が終わっていくのだろう。目に見えている。


人を喜ばせる仕事がしたい。クリエイティブな仕事がしたい。そういう気持ちに気づかぬフリをして、職場のイスに腰掛ける自分が容易に想像出来る。


"誰かの掲げた旗を 目印にして

 大人しく歩くけど 作った旗も隠している

 このまま終わるものだって なんとなく悟り

 笑って歩くけど 作った旗が捨てられない"


これは、BUMP OF CHICKENのbutterflyという曲の歌詞の一部である。ただ悶々と日々を過ごす中で、心のどこかではこのままではいけないと感じている。"仕方ない"という枠に収まりきらない思いに気付いている。一見、成功者にしか見えない藤原基央も同じようなことを考えていたのだろうか。


時刻はam1:56。寝て起きたら美容院に行って病院にも行かなくてはならない。髪を切ったところでどこに行く予定もないのだが。